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  1. 世代間の価値観・考え方の差に関するアンケート調査

「最近の若いやつは…」いつの時代も変わらない?
世代間の価値観・考え方の差に関するアンケート調査

2010.02.10

「最近の若い奴は…」
紀元前二千年前の、ローマの遺跡の壁にも彫られているこの台詞…
どれだけ時代が変化してもこの世代間の考え方・価値観の差というのは消えないようだ。

弊社で1月28日にメールマガジン登録者に対して実施したアンケートでは、世代の違うスタッフの間での価値観や考え方の差でストレスなどを抱えている人が多いことがわかった。

「世代による考え方価値観の違いによって、大きなストレスを抱えたり、モチベーションが大きく低下したりしたことはありますか?」という質問に関して、20代から70代までの男女714人の方から回答を得て、下記のような結果となった。

詳細は下部に別途に掲載するが、多かった意見や興味深いものをピックアップしてみた。

新入社員~20代前半への意見

特に若い世代に対しての意見は厳しいものが多かったが、年上の人間から見ると

  • 言葉使いや礼儀など基本的な部分が不足している
  • 責任感、忍耐力が低い
  • 言われたことしかやらない

という意見が多数を占めた。

一方で、20代からの意見も興味深い

20代からの意見

  • 叩き上げ社会が当たり前で、どこに行ったって同じだから、また我々もそう育てられたと豪語することに、ずっとそのやり方で良いのかと疑問を感じています
  • 上司や先般社員への対応について注意を受ける。外資系企業に勤めている時には、気にも止めなかったことで、いかにも日本企業的な古い考え方だと思った
  • 言葉使いについて考え方が違うことが多々あり、意見がぶつかるというか、注意を受けるが、考えを理解しきれないことも多い
  • 「見て覚えろ」方式や「勝手に成長」を期待する上司との衝突です。現在はそんなのでは人材は育たないと思い、言い方などを試行錯誤して言うのですがいかようにも頑固で…また部下が上司を育てるような行為はKYだろうと思うので些か悩んでいます
  • 若手が勉強していこうとする姿勢に対して、良く思っていない上司がいる、はたして、そういった上司が存在することが許されるのでしょうか?こうした上司がいるようでは、日本のホテル業界はまだまだなんだと感じてしまう

30代~40代からの上の世代への意見

また、30代~40代からの上の世代に対しての意見も興味深かった。

  • 定年まで数年しか残っていない世代、もしくは転勤などで数年しかその現場に勤める必要がない上席には、自分が在位中のことを中心にすべてを判断する傾向の人がいた
  • 自分の考え方に固執し、それゆえに間違った対応などがあった場合に指摘しても、なかなか納得・訂正しない
  • 男尊女卑の考え方が未だに残っているようで、言葉の端々に感じられる
  • 過去の事例を引き合いに出され、それが今でもすべて正しいという価値観で物事を進められてしまうことがある
  • 考え方が古く、新しい事にも挑戦しない
  • 過去の事例を引き合いに出され、それが今でもすべて正しいという価値観で物事を進められてしまうことがある
  • 「過去の栄光」にしがみついている

また、「世代間や個々で考え方が違うのは当然」と、いう意見も複数出た。

  • 年代によって多少の傾向があるにせよ、価値観の違いは世代によるものではなく、個人によるものと捉えております。
  • 世代間ギャップを感じる方は、「自分が正しい」という思い込みがあるからではないでしょうか。「いろいろな考え方がある」という多様性を自分の中に培う器量がなければ、国際社会の中で成長はできないと思います。"他"に求めるのではなく、全て最後は"自分次第"という考え方への切り替えが必要だと思います。
  • 親子間でも、世代の違いによる価値観は多いに異なります。しかし、人間として根本に根ざした人生観の様なものは、大昔から伝承されて来ている様に、世代間での認識の違いに、大きな差はない様に思われます。つまり、職場で起きる世代間の価値観の違いによるストレスというものは、親子関係同様、根本的に共通した本当に大切なものを見失わなければ、多少の違いは"あって当然!"と思うことで、超越されるのではないでしょうか。
  • 私は、世代間の差で、大きなストレスやモチベーションダウンはいまのところありません。が、世代の違いによる考えの違いには常にさらされています。これは普通のことであり、改めて取り上げること自体が異常な世の中になってきているのではないでしょうか? 人の考えは変わりません。変えようと思うこと自体が無理であり、その無理を押し通そうというのがストレスの元です。

なお、下記にアンケートで出たコメントを列挙するが、ここは愚痴を言い合う場としてではなく、「このように思われている人がいる」という他山の石として、そして「この世代の人はこのように考えているのか」など、皆さんの今後の参考にしていただければ幸いだ。

20代への意見

  • 自分で考えず言われた事をただこなす人間が増えつつある
  • 何のために働いているのかという考えがないのでは?と思うことがある
  • やらなければならないこと(例えば月報など)の締め切り当日、締め切りだと分っていてもそれをせずに帰宅できる神経が理解できません
  • 自分が現在までの経験で怒られたり、指導されたりした方法が、今の若い世代には通用しないどころか、「辞める」という選択肢を与える口実になってしまうこと
  • 自分から行動を起こそうとしないなど、指示待ちが多く見られる
  • 自分自身の中で常識と感じることが、下の世代では意識がない。自分自身が親から躾られたことが、下の世代ではできないことが多い
  • 本人の教育というよりも、多分その子の親のしつけでは?と思います。自分も親なので気をつけていますが
  • 努力をせずにあきらめる、または人の責任に転嫁する
  • 常識がない(秩序がない)
  • 忍耐がない
  • 仕事外の時間はまったく勉強や興味を示さない。また疑問に思う事も自分で調べることをしない。さらに知らない事を聞かずほったらかしにする傾向にあると思います
  • 幼少の頃から、情報が溢れており、必要な情報を処理する能力には長けているが、情報を自らで取りに行く姿勢に乏しいと感じる
  • 伝えたいことがうまく伝わっていなかった。私たちにとっては常識というような、言わなくてもわかるだろう、というようなことがそうではなかった
  • イレギュラーなことに対する積極的な取り組み姿勢が感じられず、仕事に対しても「させられている」という意識を感じることが多い
  • 仕事で教えた事を自分勝手な判断で教えたとおりに行なわないなど、「個性」や「価値観の違い」等という言い訳をしたりするのを見ると、先人の知恵に対して全く敬意をはらっているように感じず、世代間ギャップを感じます
  • やる前からできないと言いきってしまうことに驚く
  • 上司、先輩を敬う姿勢が見られない
  • 自分の代(就職超氷河期)に比べ売り手市場だった下の代は、全体的に向上心が弱い、責任感・プロフェッショナリズムが弱い、自分から学び取る姿勢がない、打たれ弱い…など
  • (全員とは言わないが)基本的に、自分から学ぶ姿勢があまり無く、受身である
  • ビジネスメールに普通に顔文字などを使用する
  • 敬語やビジネスマナーが無い、というか、堅苦しい事は無くてもいい、と感じている部分がある

20代からの意見

  • 若手が勉強していこうとする姿勢に対して、良く思っていない上司がいる
    はたして、そういった上司が存在することが許されるのでしょうか?こうした上司がいるようでは、日本のホテル業界はまだまだなんだと感じてしまう
  • 価値観、考え方の違い。下は上の考え方が理解できない
  • 言葉使いについて考え方が違うことが多々あり、意見がぶつかるというか、注意を受けるが、考えを理解しきれないことも多い
  • 叩き上げ社会が当たり前で、どこに行ったって同じだから、また我々もそう育てられたと豪語することに、ずっとそのやり方で良いのかと疑問を感じています
  • 経験が怖い時がある。時に無知の方が良い。今までの慣れで個人の中の型にはまってしまい、向上心に欠ける
  • 上司や先般社員への対応について注意を受ける。外資系企業に勤めている時には、気にも止めなかったことで、いかにも日本企業的な古い考え方だと思った
  • 人によるが、変化や新しい取り組みを柔軟に取り入れない、又は聞かない人がいる。女性ビジネスマンへの軽視をまだする人が役員クラス(50才以上くらいの世代)だとまだいる。こちらが誠心誠意対応していても「女の子じゃ話にならん」「上の人と話がしたい」と言うような。自分の力量が不足していることは理解・反省しつつも、耳を貸さない態度の人には腹が立つ。(もちろん上司はかばってくれますが)
  • 「見て覚えろ」方式や「勝手に成長」を期待する上司との衝突です。現在はそんなのでは人材は育たないと思い、言い方などを試行錯誤して言うのですがいかようにも頑固で…また部下が上司を育てるような行為はKYだろうと思うので些か悩んでいます

30代が上の世代に思うこと

  • パソコンの使用についての意欲のなさ。便利なシステムなのに覚えようとせず、システムを使えば簡単にできることを指示してくる。「自分はアナログ人間だから」と正当化する。メールやWEB掲示板の使用を嫌い手書きノートでの伝達を好む
  • 全員と言うわけではないが、自分の考え方に固執し、それゆえに間違った対応などがあった場合に指摘しても、なかなか納得・訂正しない。また、柔軟な対応がしてもらえないことが多い
  • 保守的な考え方による否定が強く、理解してもらうことに苦心した結果、精神的に疲弊してしまう
  • 正直「上・下」との軋轢…でしょうか、経験の少ない若者と経験が全ての上司、昔は・・・が通らない若者に日々一つ一つ丁寧に説明する時間は相当割かれ、自身の仕事が回らないことも多々ある状況下で、「もっと下のものに仕事を任せてうまく使いなさい!」と叱咤激励されても、正直、頭ごなしに怒り、突き放してついてきた世代とは違い、説明を受けていないことは知らない=自身の仕事ではないというスタンスの若者も多く。どちらの感覚をとっても両極端ですり合わせに疲れます
  • 下の人間を軽視し自分色に染まらない人間を潰しにかかる。パワハラがまかり通ってしまう企業体系が中々変わらず人の出入りが多い。外面はとてもいいので表ざたには絶対にならない。職場の詐欺師はどうにもならない。がまんして働いている人間が気の毒だ
  • 男尊女卑の考え方が未だに残っているようで、言葉の端々に感じられる
  • 考え方が古く、新しい事にも挑戦しない。しかし、その上司から同じ提案があると、即OKを出す
  • 過去の事例を引き合いに出され、それが今でもすべて正しいという価値観で物事を進められてしまうことがある
  • ポジションが付いたら楽できる、楽したいと思っている
  • 現代のニーズにあっていない「過去の栄光」にしがみついている、古い世代が、現在の売上を下げている
  • レポート提出、会議、営業は外に出ろ、もう、そういう時代じゃない。レポート、会議は少なく、営業は効率的が現在のトレンド!?と思うのですが…
  • 自身が関わる仕事における取組みや計画のスパンのギャップが大きかったこと。つまり、定年まで数年しか残っていない世代、もしくは転勤などで数年しかその現場に勤める必要がない上席には、自分が在位中のことを中心にすべてを判断する傾向の人がいた

40代が下の世代に思うこと

  • 同僚と同じ感覚、物言い、態度。仕事は出来るが常識が足りないスタッフが多い中、指導しきれない
    (半分聞こえていないふりをされる)ことに自分の不甲斐なさにストレスを感じる(女性)
  • 若い社員が仕事(会社全体)が見えてない。自分が見えている範囲が全てかのように発言。時には非難…
    ただ自分たちもそうだったと思う。やはり壁にぶつかり、色々な部署とぶつかり、していく中で、仕事・会社全体を学んできたはず。逆に私たちもそのことを思い出し、よい意味でぶつからなければいけな.かなと思っています
  • 個人差もあると思いますが、自分の若い頃とは上司との距離感や感情の表し方、仕事の覚え方などが全く違ってきています。こちらが当たり前と思っていることが全く理解出来なかったり、こちらの指示の内容を取り違えたり、相手が感情的になってしまったりでコミュニケーションの取り方についていつも悩みます
  • 品格や美意識に対しての価値観が大幅に異なることです。女性はより上品に美しい姿や、環境、景色を求めるのが一般的と考えていますが、若年層の女性はその点を重要と感じないことが多いように感じます。人前での飲食、化粧はもとより、相手が不快だと思う言動についても特に改善が必要だとは考えない場面によく遭遇します
  • ややステレオタイプ的ですが、バブル期に仕事や青春を謳歌した40代後半~50代と、その後の「失われた10年」を過ごした30代では、人生に対しての冒険心・遊び心の持ち方に大きな違いがあると感じます。つまり我々の世代は挑戦や失敗が許された。若い世代はそれが許されず、保守的な傾向が強い、と言い換えることができるでしょう
  • 我々の世代では、ゲストの為には出来る限りの事をするのが当然との意識だが、若いスタッフは違う考えも多い。ホスピタリティビジネスに従事しているという理解の程度の差なのか。自分の職責を超えていても、勤務時間が終わっていようと、ゲストのため、自分のキャリアのためという意識が薄いように感じる

40代が上の世代に思うこと

  • 新しいことにチャレンジする意欲の少ない人が多い
  • 自分の都合にあわせて仕事をする人が多い
  • やる気のなさ、伝えようとしない怠慢さ
  • 20代をバブル時代に過ごした方の、『何でも会社が与えてくれるもの』『上司は監督しているだけでいい』といった、自ら利益を生むつもりがない考え方に世代の差を感じる
  • ネットの売り方や対策(SEOなど)を理解してもらえない
  • トップダウンの経営方式がベストだと思っている
  • 上司がセールスをしていた時は、たいしたセールス(ほかのホテルの方も認める)もした事ないくせに上司がわかった口調で指示をする事
  • 20世紀の考え方に囚われて、改革の一歩目を踏み出せない。自分で考えて、ベクトルを出す訓練を受けていない、ということでしょうか
  • 人の意見や新しい仕組みを頭ごなしに否定する

50代が上の世代に思うこと

  • 時代の流れの早さについていこうとせず、今までの古き良き時代が帰ってくると信じているため、新たな取組みに対して消極的であり、また、利益ばかりを重視して、「損して得取れ」的な考え方がない点

60代が下の世代に思うこと

  • 価値観やモノの見方が、30年くらい離れると随分乖離するものです。昔風の考え方の中にも、良いものがあることを説明するようにしています

私はこうやって乗り越えました!

  • 世代の違う人と食事に行ったり飲みに行く事によって話の内容は理解出来ないかもしれないがこの年代の人達はこのように物事を考えるのかということを知り、頭ごなしに否定をしないようになった。世代による違いではないですがどんな話の内容にしても人の話は我慢して(笑)最後まで聞くことで物事は発展してゆくと思います
  • 年上の方々の中でも、ごく一部の方は、危機感もあり、新たな取組みをしていかなければいけないと感じている方がいます。まず、その方を見つけ、見当たらない場合は下から固めていくのは時間がかかるためよりTOPに近い方に、自分が新たな取組みに関しての考え方を相談し、自分の考えを押していただけるよう、とにかく説得することだと思います。私もそのようにしました
  • 細かい、うるさい、と思われようが、一つ一つ気づいたことは、どんなに小さいことでも全員ができるまで、いい続ける
  • 常識と思うことでも、やらないという意識を捨てて、知らないんだという意識で、一から根気よく、接する
  • 毎日コツコツとコミュニケーションをとるようにつとめる。自分から挨拶で良いから声かけを忍耐強く実行している
  • 相互理解と多様性の受け入れを考えること。すべてにおいていろいろな考え方が存在することを理解する
  • 保守的な人、特に目上の方々の考え方は実は解りやすく、先読みしやすい。目先の困難よりも先を見据えて、常に上を行くプレゼンを心掛けるように努力して今では、そういった方々の上に立つ事が出来ました。折れない心とパッションが重要ではないかと
  • まず自分とは異なる考え方の種族であることを割り切る。彼らの発想や行動の根本を探り、その路線上で結果を見ると、彼らなりの論理に則っていることがあるので、世の中の常識や良識で判断しない。その人なりの「一本の筋」を発見し、その思考パターンの路線上で議論、対応をする
  • 年上の方からの受けるものはまず素直に聞く心をもち、年下の言動についてはまずやらせてみることを心がけています
  • 「解決」というわけではありませんが、お互い納得するまで話をする、こちらも相手の言い分を聞く、相手の態度などに問題がある場合は毅然とした対応をするなどで何とか乗り越えています
  • 自分の考え方がぶれないようきちんと軸を持ち、常々仕事に対するスタンスを伝えること、相手の背景や人となりを知り理解しようと努めることで、何か問題があった時にも大事に至らない確率が高くなるのではないかと思います
  • 「なんで(言わなくても)わからないのだ」と腹を立てるよりも、「そういう人だから仕方ない」と相手を受け入れることを前提としてやっていくしかない。ただそうすることによって冷静になるし、より戦略的なコミュニケーションをとる思考・話術が身に付くと思う。結局、相手が分かってくれないのは、自分が「分からせられていない」ことの裏返しなのだといつも反省する。相手のせいにするよりも、自分の責任にしたほうが無意味なストレスはないだろうし、より建設的だ
  • まずは、お互いに価値観が違うということを十分に認識した上で、相互理解のために何が必要かを話し合うことが肝要かと思われます。40代の私が10代の特にお嬢さん方を全て理解することは無理な訳ですから、まずはそういう「人種」だと受け入れ、彼らにわかる言葉でコミュニケーションを図るべきだと思います。もうひとつ、私が実践していることは、彼らと現場で同じ視線に立ってあげるということ、また彼らにわかりやすい言葉で、「何故、それが必要か」を語ることではないでしょうか

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