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  1. 和魂米才のホテルマネジメント2011

和魂米才のホテルマネジメント2010

2010.10.27

第一回 グローバル

グローバリゼーションと「和魂米才のホテルマネジメント」

今日のタイトルの「和魂米才のホテルマネジメント」は、元オータパブリケイションズの近藤寛和氏が,私のホテル人生40年の歩みを、仕事面からプライベートまでの詳細な記録で自らアメリカ取材を経て完結させたノンフィクションです。マリオットでの30年間のマネジメント体験を通しての、企業理念、マネジメント手法を紹介しています。その中で横浜ベイシェラトン・ホテル&タワーズでの改革を遂行するまでの過程も説明しています。

私は1960年、成城大学を卒業後コックとしてホテリエとしてのキャリアをスタート、国内、海外での修業を重ね、LAマリオット・ホテル入社、シアトル、サンデイエゴと料理長を務めて参りました。

入社当時、マリオットは米国内で25軒のホテルから始まり、世界中に3400ホテルを展開中、グローバルホテル企業として、近年はアジア地域での拡大を押し進めております。

1997年、初のアジア進出に伴いマリオット・インターナショナルから東京に派遣され、リージョナル・オペレーション統括部長として香港、マレーシア、シンガポール、中国、韓国、フィリピン、インドネシア、タイ、ハワイなどのアジア地域を担当でした。
同時に当時の日本国内のマリオット系列のホテルにおいて総支配人代行を兼任し、直接現場での指揮を取って参りました。

マリオットの世界戦略と共に62ホテルのオープニングやスペシャル・イベントに携わり、最後のハワイで60才になったのを機に現役を引退致しました。

日本が変わらなくてはならない今こそ、我々ホスピタリテイ業界も大きな改革が必要です。
グローバル・ホテル・マリオットの驚異的な成長発展の秘訣でもある、企業ビジョン、社員に対する考え方、その手法などを簡略に紹介しながら話を進めて行きたいと思います。

グローバリゼーションと日本の将来

40年間海外での生活を経験してきましたが、私の誇りは常に日本の国、日本人は優秀で多方面にわたって今日まで世界をリードしてきたという事実です。

長期の平和、経済的にも恵まれ文化、教育、技術において素晴らしい成果を築いて来たその原動力は国民性でもありますが、我々の先輩達の努力であることを忘れてはなりません。

その日本が先進国として世界との協調とリーダーシップを期待される今日、グローバリゼーションに対応できる行動を示すが重要で、そのためには国自体はもちろんですが、私達の考え方、人と人との接し方、仕事の環境、働き方についての新たな認識が必要です。

残念ながら現実はグローバ化と言い続けて既に相当な時が経ちましたが、他の先進国と比べ、未だに先行する“言葉のみが飛び交う”、日本は変わらないというのが海外から見た印象です。

グローバリゼーションの真意

グローバリゼーションとは何かを考えてみますと、人、モノ、カネそしてあらゆる情報などが、地球規模の広がりだけに止まらず、その国の政治、文化、教育、技術、思想まで変容してしまう、I T技術革新によって世界中のニュースや出来事が瞬時に行き渡る時代です。
グローバル化は文化の均一化を即す半面、一方では世界には多様、異質な文化があること、お互いがそれぞれの「他文化世界」の文化的魅力に気付き合い、そこから何らかの接点を見出すことの大切さに気付かせた事だと思います。

日本独自の文化、伝統、しきたりの継承のみを押し通すのでは、もはや国際間での孤立を招きます。今こそ日本の真価が問われ、多様な局面に如何に対応するか大きな課題です。

グローバル・スタンダード

グローバルの基本理念は、我々人類の永遠の課題で、そのゴールは地球上に位置する国々、人々が国家間の壁を取り除き相手を尊重、共存共栄、繁栄、平和、対等、公平な価値観を共有する、分け隔てのない対等な権利の確保ですが、そこにはフェアーなルールに則った競争の原理の中で切磋琢磨が必要であり、その結果に対する責任が伴うことになります。

日本がグローバル・リーダーの役割を果たす意味でも、一方的な独自の感覚だけで推し進めるのではなく、世界の繁栄、他国とのバランスを重視した公平な考え方、言動や行動が求められます。 その考え方や取り決めが国際基準「グローバル・スタンダード」です。

それは国家、国民、社会、学校、会社、仕事、そして家族のつながりにも関連してきます。
世界は今や全てにおいてリンクしている時代で金融破たん、不況、疫病、環境汚染、天災等などは,どの国でいつ何が起きても直ちにその連鎖、影響を受けるのは周知の事実です。

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